「やってよかった!」委員長らインタビュー〜川崎の中学校でオンライン講座を終えて〜

去る9月11日(土)、川崎市立南生田中学校にて当認定講師の前田カオリコ氏によるオンライン講座が開催されました。

「オンライン講座キャンペーン」とは5月のファミリード主催のオンラインミニ講座でオンラインでの実施を全面的にサポートする期間限定のサービスでした。

zoomホスト、校内での案内状等の下書き、申し込みフォームや受講後アンケートの作成、などをお手伝いさせていただきました。

講座名は題して『思春期も反抗期も親の悩みなの?! 〜親子間コミュニケーションを考える〜』。

初めてのオンラインでの講座にも関わらず、チャットでコメントや質問がバンバン寄せられ、予想をはるかに超えた大盛り上がりとなりました。

開催したのは同中学校PTA成人委員会。

大活躍だった委員長の小峰あゆみさんと副委員長の片桐麻希子さんにお話を伺いました。

《ファミリード 星谷みよ子》
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。

オンライン講座も滞りなく実施することができ私もホッとしており、お二人と委員会の全ての方々、PTA本部や学校側のご尽力の賜物だと思っております。

オンライン講座をしたいけれど二の足を踏んでいる他のPTAの方々に、参考にしていただきたいと思い、本日はお話を聞かせていただたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

まず、保護者向けの講座をオンラインで開催しようを思ったきっかけを教えていただけますか?

また、ファミリードに依頼しようと思った決め手も合わせて教えてください。

《成人委員長 小峰あゆみさん》
ひょんなことから成人委員長の大役を引き受け、最初は何もプランもなく過去の資料を見て何をするか考えたのですが、要望が強かったのが川崎市は中学校の給食が始まって間もないので給食の試食会をやって欲しい要望でした。

でも、このコロナ禍で大勢集まって食べるのは不可能ですし、いつも通りどこか工場見学とか外部講師呼ぼうとか委員の中で話したのですが、それもコロナでできないねとなり、どうしようかと途方にくれました。

それで「オンラインで」という意見が上がりました。

でもそんなスキルもなかったので、インターネットで「家庭教育学級  コロナ」と調べて行くとファミリードさんのホームページにたどり着いて、「あ、これならもしかしたらパソコンが苦手な私たちでもいけるかも!」って思ったのがきっかけです。

それで、オンラインミニ講座に参加させてもらって、どの講座にも興味を惹かれて、これなら保護者の皆さんにも興味持って受けてもらえるんじゃないかなと思って、ファミリードさんへメールしたのです。

《成人副委員長 片桐麻希子さん》
やはり対面講座をやる時期ではないし秋ぐらいになってもどうなるのか予想がつかなかったので、オンラインでできないか探し始めたところ、小峰さんが「すごい団体がある!」(笑)とファミリードのサイトを見つけてくれました。

今ならキャンペーンでサポートしてくれるらしいということで、私もミニ講座を受けて、どの講師も魅力的で決めかねるという感じでしたが、他のメンバーのみんなにも観てもらって(イベント開催後は動画をYouTubeで公開)アンケートを取りました。その結果、前田カオリコ先生がいいということになり、それでキャンペーンに申し込むことにしました。

左が委員長の小峰あゆみさん、右が副委員長の片桐麻希子さん

《小峰さん》
去年は何もやってなかったみたいで、まあ今年もコロナだから何もできませんと言うこともちょっと頭をよぎったのですが、でも2年目でもそういう風に言ってたらずっと3年目も4年目もなくなりそう気がしたので、やっぱり成人委員長として引き受けたからには、何かやらなきゃなって思ったんです。

でも、やってみて本当に良かったです。実際、いろんな方から喜んでいただきました。

《星谷》
準備にあたって大変なことはありましたか?

《小峰さん》
オンライン講座をやると言ったものの、私はパソコンの作業が苦手で準備作業はほとんど片桐さんにやってもらっていました。zoomも子供が塾でちょっと使ったぐらいで私自身はもうまったく興味もなかったので本当に自分を奮い立たせるのが大変でした(笑)。

また、開催に向けて結構話が進んできたところで、メンバーの中で「やはりやめないか」という話が上がったりもして、でも他のメンバーがここまでやったから頑張ろうみたいに言ってくれる人もいたんですけど、自分たちがしっかりしないと流されちゃいそうになる時もあったので、「やる」と思う気持ちが大事だったと思います。

《星谷》
そうだったのですね。

確かにキャンペーンに申し込まれた後にお断りされたPTAが数校いました。

内部での話がまとまらなかった、否定的な意見があったとのことです。

「やっぱり」という背景には何があったのでしょうか?

《片桐さん》
本来成人委員の予算から出すものではないのですが、教室の消毒などコロナの今だからこそできるんじゃないかという意見が何人かいました。

《小峰さん》
私たちがファミリードさんと何回か打ち合わせして進めている内容を十分に共有できていなかったことが起因していると思うのですが・・・。

なんとか軌道修正しましたが、他のメンバーの巻き込みが難しかったですね。

《片桐さん》
初めてのことなのでイメージできないことが不安でしたね。対面講座だったら大体こうなってこういう風に使ってみたいなイメージができるんですけど。

あとは、接続関係のトラブルが起きたらどうしようとかそういう先の不安が多かったですね。

作業に関してはやっぱり慣れないことだったんですけど、ほとんど手伝っていただいたのでそこはなんとかできました。私も都内の会社に勤務していますが、緊急事態宣言で在宅勤務になったので家で作業できることが多いのですごくタイミング的には良かったなと。

《星谷》
そうですよね。接続できなかったら、という不安はつきものですよね。

でも、回線も電力もかなり安定していますしね。ホストである私は念の為パソコンは2台用意してありました。

ちなみにこれを先に説明しておいてくれれば!ということはありましたか?

《小峰さん》
思い当たらないな、あ、細かい話ですけど PTA 会長の音が最初出なかった時に、先に1回マイクテストしといた方が良かったなとも思いました。

《星谷》
確かに、リハーサルに参加していただければ良かったですね。その辺りは話す方の習熟度に合わせてリハーサルに参加してもらうかどうかマニュアルに含めたいと思います。

話を講座の内容に移したいと思います。

講座の内容の満足度はいかがでしたか?

《小峰さん》
大満足です!

いつもだったら中学生は普段勉強や部活で忙しいけれど、コロナの影響で家にいる時間が多かったので、「親子間コミュニケーション」をテーマとして扱ったのは本当に選んで良かったと思います。

うちは女の子なんですが、男の子のお母さんは反抗期でもう大変だと言っている人が結構いたので、内容もよかったなと。受講後アンケートでは、「本当に参考になった」とか私自身も「そうそう!」と思う事がたくさんありました。

《片桐さん》
私もちょうど前田先生と同い年で、共感できる部分がすごく多かったです。

先生の子供に対する接し方がものすごく明るい感じと前向きな感じがなんとなく自分に元気をくれる感じで、私も一受講者として聞いて良かったと思いました。

校内への報告書の抜粋。
満足度は100%!オンライン講座は参加者も実施する側の満足度が高いのが特徴です。
「報告書のテンプレートもファミリードのHPにある!」と喜んでいただけました。

《星谷》
ありがとうございます。最後の質問なりますが、実施して良かった点や改善が必要と思った点を教えていただけますか?

《小峰さん》
やっぱり周りの皆さんが喜んでくれて、直接「よかった!」って声をかけてくれる人とか LINE くれたりとか多分新しいことやるのってすごい大変だったろうと褒めてもらったと言うか感謝されたのが嬉しかったです。

《片桐さん》
動画視聴ができるっていうのがすごく大きかったです。再生回数も多かったですしそれができてすごく良かったと思ってます。

改善したい点を挙げるとすれば、どうしても初めてのことということで他のメンバーと作業の分担がしずらかったことですね。

《星谷》
確かに、オンラインだと場所の確保、椅子並べなど会場作り、先生の出迎え、などが不要ですよね。大勢で手を動かす必要がないので、どうしても作業量が進行している人に集中してしまうという側面はありますよね。

最初に全体像をできるだけ同じレベルで共有して、早い段階で分担ができるのが理想ですね。マニュアルではその辺りの手順の強化も図りたいと思います。

《ファミリード 亀谷さおり》
私はとにかくお二人に感動していました。私もPTAの副会長をやりながらこの家庭教育学級の企画もしていますが、やはりみなさんがITに詳しい人ばかりではないので、否定的な意見が出ることもありました。

ブレずに頑張ってやり遂げたお二人が本当に素晴らしいと思いました。

《星谷》
今回せっかくオンライン講座を行なったんだから来年も続けてもらいたいって私たちは思ったりするんですけど引き継ぎは大変になりそうですか?

《小峰さん》
一応分かりやすくまとめておきます。オンラインだけじゃなくて最初からどういうこと考えてどんな流れでというところから伝わるように。

アンケートを見ると、「いつも興味あったけど仕事で参加できなくて、でも今回は嬉しかった」みたいな人が何人かいて、土曜日開催にしたこととか後日視聴も作ったこと画期的な事したなぁと我ながら思ったんですけど、今、委員のなり手がいないのでいやいや引き受けた人たちがどう続くかわからないなと。私は続いて欲しいなと思いますが。

《星谷》
今回オンライン講座で次の作業がどうなるのかなって見えないというところはありましたか?

《片桐さん》
星谷さんが最初にスケジュールを立ててくださったので大体の流れはわかってたのにすごくありがたかったです。

《小峰さん》
オンラインなんて無理って本当に思ってたので、ただやってみたら別にzoomも簡単に入れるし、便利というかチャットの機能とかも初めてだけどあれも結構好評でした。講師が反応してくれることとか。

多分対面だったら質問なんて絶対出なくて仕込みしとかないと誰も何も言ってくれないと思うんですけど、あのチャットでは自由にバンバンコメント入れたりとか、講師と気軽に交流できたのでそれは良かったかなと思います。

《片桐さん》
実際にzoomのホストは経験していないので、実際自分たちでやったらどうやってやるのって聞かれた答えられなくて、それは自分で学んでいかないといけないところですよね。

《星谷》
確かにそうですね。

今回のようなサービスを今後は有料で開始しようと思っていますし、自分たちでやりたい方々に向けてもマニュアルやトレーニングを目的とした説明会も考えています。

今回は私たちもとても良い経験となりました。今後もより多くのPTAや保護者の方々が学びを続けていけるように励みたいと思います。

本日は本当にありがとうございました。

インタビューの内容はいかがでしたか?
一番大事なのは「やる気」でしたね。そう、やる気さえあればなんとかなります!

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(記事の学校は、C(オンライン+後日視聴)のサポートをご利用いただきました。)